X'masの奇跡
全部話し終わった。
「藍貴.....今言うのは遅いかもしれないけど、俺はちゃんと藍貴が大好きだから。だから、今日からまた新たな気持ちで付き合ってください。」
と舜は1番ほしかった言葉をくれた。
「はい。」
もちろんあたしの答えは"YES"。
「あ、もうひとつ。藍貴。目瞑って。」
なんだろうと思いながら目を閉じると、右手の薬指になにかが触れた。
「え!?」
「俺のバイト代で買ったから安物だけど。予約しとく。」
そうそれの正体は指輪。
そう言った舜に驚いていると舜が耳元に近づいてきてこう囁いた。