また恋をした
 
「誕生日おめでとう」
大好きな歌を0:00のアラームにして、あたしは彼を見つめて言った。
 
 
 
彼に新しい彼女ができて半月、あたしは彼と同じ布団の中にいた。
 
きっとこんなの、新しい彼女が見たら彼を叩くんじゃないだろうか。
 
新しい彼女からメールが来るよりも先に、あたしは直接彼を祝福した。
 
 
 
罪の意識に苛まれながらも、あたしは欲望のままに彼に体を預けた。
 
 
 
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