花とキミ*春・夏
*花菜side
ふいに目が覚めると、もう朝だった。
「‥あ‥れ?」
空哉くんがいない‥
私の手だけが寂しくあった。
なんだか‥寂しい。
「花菜‥起きたか?」
「え‥あ、うん。」
何だか恥ずかしくなって、
手を引っ込めた。
「はよ‥」
「うん‥おはよ‥」
どうしよ‥気まずいっていうか
泣きそうになって、
顔が見れないよ‥
「あ‥2人起こそうか?」
「そうだな‥」
「璃菜ー?」
「おい、雷哉‥起きろ!!」
「んー‥花菜?おはよ。」
「おはよ。」
璃菜は、あっさり起きてくれた。