花とキミ*春・夏
「花菜‥大丈夫?
ちょっと、目赤いけど‥」
「え‥嘘?」
さすが璃菜‥空哉くんには
気づかれなかったのに。
「花菜‥」
起き上がって、両手を広げてくれた。
「璃菜ぁ〜」
私は、遠慮なく飛びついた。
「よしよし‥大丈夫よ。」
どうしよ‥泣きそうだよ〜
「雷哉ーもう、行くからな。」
「‥ぬぇ?!」
雷哉くんも起きたみたい。
着替えと帰り支度を済ませ、
朝ご飯を食べに食堂へ向かった。
「そういえば‥今日は、
誰も呼びに来なかったね?」
昨日はスゴかったのに‥
「あぁ‥昨日、
2人が何かしたらしいわよ?」
へー‥何したのかな?