花とキミ*春・夏
*花菜side
「‥な?花菜ー?」
体を揺すられた。
「ん‥璃菜?」
「花菜‥大丈夫?
ちゃんと眠れた?」
「うん‥ありがと。」
「よかった‥さっき花菜の家に
電話したら、橘さんが出て
迎え来るって言ってたから、
門まで行こ?」
「本当に?わざわざごめんね‥」
「いーのよ♪起きれる?」
少し支えてもらって、門まで行くと
少ししてから橘さんが来た。
「藍沢様‥
お電話ありがとうございました。」
「あ‥いえいえ!!」
「藍沢様、送っていきますので
お乗り下さい。」
「あ‥大丈夫です。」
「璃菜‥遠慮しないで?」
「いいの、いいの。
荷物も持ってきてないし、
花菜は早く帰りな?」
「そう?じゃあ‥また明日。」
「うん‥明日ね?」
璃菜は笑顔で見送ってくれた。