花とキミ*春・夏
「あの‥昨日は
ありがとうございました!!
それと、お願いなんですけど‥
私がお嬢様だってことは
内緒にしてもらえませんか?」
「別に‥いいけど。」
「よかったぁ‥ありがとうございます!!」
そう言った、少女はふわりと笑った。
これが姫ね‥分からなくもない。
「あのさ‥」
「はい?」
気づけば、俺はこんなことを
口走っていた。
「同い年でしょ‥?
敬語は止めない?」
「あ、えっと‥うん。」