花とキミ*春・夏
「えぇ‥花菜に
散々言ってくれたみたいで。
あの王子様たちに、近づくなって
言いたいんですよね?」
「そうよ‥了承してくれるのかしら?」
「私は全然構いませんけど‥
あっちから近づいてくるんですよね‥
私たち好かれちゃってるみたいで。」
「そんなこと‥っ」
――ガラッ
「残念ながら、大正解♪」
「雷哉様に‥空哉様っ?!」
やっと来たのね‥
「俺らが付きまとってるんです♪
俺、璃菜ちゃんが大好きだから〜」
ニコッと効果音が付きそうな
くらいの笑顔を浮かべた如月雷哉。
「で、でも‥桜井さんは‥」