花とキミ*春・夏
「花菜はね‥溜め込みすぎなの。
花菜に彼氏とかが出来たら
その彼氏が不安や悩みを拭って
くれるかもしれない‥
だけど、花菜にそういう存在が
出来るまでは私が花菜を支えたいの。
花菜は気づいてないかもしれないけど、
私は花菜に支えられてるから。」
璃菜の目には、
涙が光ってる気がした。
そんな風に思ってくれてたなんて‥
全然気づかなかった―――
「璃菜‥ごめんね‥
私だって、気づけなかった。
話‥聞いてくれる?」
「‥もちろんでしょ。」
やっと、璃菜らしい笑顔が見れた。