花とキミ*春・夏
「‥あいつら、中庭にいるし。」
口に出してからヤバいと思った。
どれどれ‥とか確認してるし‥
これって、雷哉の性格上‥
「よっしゃ‥じゃ、行きますか?」
やっぱ、こうなるよな‥
空哉、早くー!!とか言ってる
雷哉のあとを小走りで追いかけた。
‥――――――――
「こんにちは♪」
‥結局、声をかけるのは
雷哉な訳で、俺はいらないと思う。
花菜は、チューリップの
花壇の近くの座っていて、
今日は、
チューリップか‥なんて思っていた。
「こ‥こんにちは?」
「‥何、あんた。」
雷哉は2人から、全く別の
挨拶を受けていた。