花とキミ*春・夏
「じゃあ、話し合い始めます。」
その日の5時間目、参加競技を決める
話し合いが行われた。
「参加したい競技に手挙げて。
最低でも、1回は挙げること。」
「「はーい!!」」
皆、璃菜が司会やってると
聞き分けいいよね‥さすが。
「じゃあ、次綱引きやりたい人。」
―――あ!!
唯一の走らない競技。
サッと手を挙げた。
随分多いな‥どうしよう‥
「んー多いな。じゃんけんして。」
「じゃーんけん、ポン!!」
「あ‥」負けちゃった‥
「花菜‥負けちゃったの?」
「璃菜ぁ‥負けちゃったよ。」
「しょうがないわね‥」