花とキミ*春・夏
‥――バタン
家に入り、紅茶を持ってきた琉実さんが
私の部屋に入ってきたのは
すぐのことだった。
「花ー菜ちゃん♪」
「琉実さん‥テンション高いですね。」
「だって、もー♪
花菜ちゃんスッゴい可愛くて!!」
「‥どこがですが?!」
「顔、赤くなってたよー?」
私の頬をツンツンとつついた琉実さん。
「本当ですか?!」
恥ずかしい‥!!
「何かあったでしょ?‥いい意味で。」
「それが‥」
空哉くんに『シィ‥』ってやられたこと。
お題について、私の考えを話した。
「ふーん‥あの空哉くんが
そんなことしたの?
それは、ドキドキもするわ〜
お題は、あたしも
花菜ちゃんと同じ考え。
あり得る話じゃない?」
期待しても‥いいのかなぁ‥