花とキミ*春・夏



*空哉side


「空哉〜これ、分かんない!!」

「は‥これは、最近習ったばっかだろ。
ちゃんと考えてんのか?」

「失礼な‥考えてるし!!」

「じゃ‥もうちょい考えとけ。」

雷哉は冷たくあしらっといて‥

「あれ‥藍沢、花菜は?」

「ん‥さっき、本取りに行くって
言ってたけど‥
ちょっと遅いんじゃない?」

「は‥ちょっと、俺行ってくるわ。」

「あーお願い。」

花菜のことだから、
ナンパでもされてんだろ‥
本人は、ナンパって
気づいてないだろうけどさ‥

「だから〜一緒に行こうよ?」

「でも‥友達がいるんです。」

「じゃあ、
その友達も一緒でいいからさ‥」


< 330 / 444 >

この作品をシェア

pagetop