花とキミ*春・夏



*空哉side


「空哉〜」

「何‥何か用?」

下に降りてみると、
異様に慌てている母さん。

「まだ着替えてないの?!」

「‥は?」

「早く着替えなさいよ〜
今日でしょ‥夏祭り?」

「そうだけど‥全然時間あんじゃん。」

「もー‥花菜ちゃん、
迎えに行かないの?」

「神社で待ち合わせしてんだから‥
別にいいだろ。」

「分かってないわね〜
迎えに来てもらったら、
嬉しいもんなの!!」

「‥はぁ?」
分かんねぇわ‥

「それに‥いつになったら
花菜ちゃんに告白するのよ!!」

「何で‥俺が告白するんだよ‥」



< 338 / 444 >

この作品をシェア

pagetop