花とキミ*春・夏



「何言ってんのよー‥
花菜ちゃんから
言われるの待つ気なの?!」

いやいや‥ちょっと待てよ。
いろいろおかしくないか?

「俺が聞いてんのは、
そういうことじゃねぇよ‥」

「じゃあ、何よ‥
あ、何で空哉が花菜ちゃんを
好きってことを知ってるのかってこと?」

そうだけど‥
ここで頷いたら、
認めることになるじゃねぇか!!

「分かるわよ‥
花菜ちゃんの話聞いたり、
あんたの行動見てれば。」

あ‥そう。
そんなに俺って分かりやすいのか‥

「とにかく!!
さっさと告白しないと、
誰かにとられても知らないわよ!!」

「‥分かってるよ。」



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