花とキミ*春・夏
ピクッと体が動いた。
「‥あー!!死ぬかと思った。」
雷哉くんが起きた。
あ‥寝てないか‥
「雷哉くん、おはよう。」
「花菜ちゃん、おはよー」
ニコッと微笑む雷哉くん。
「空哉ぁ!!何でいきなり、
首掴むんだよ〜死ぬかと思っただろ!!」
「お前が、花菜に
抱きつきに行こうとするからだろ?」
「少しくらいいいじゃん!!
ねー花菜ちゃん?」
「え‥」
『あんまり、あいつに触られんなよ。』
ふと、お祭りの日に空哉くんに
言われたことを思い出した。
「えっと‥ダメ‥‥かな。」
「花菜ちゃんに拒否られたー!!」