花とキミ*春・夏



「空哉‥お前って奴は‥薄情な奴だな‥
普通、親友にすぐ言うだろ!!」

空哉くん‥言ってなかったんだ‥

「お前‥親友だったの?
まず、雷哉に言うとうるさいから
まぁいっかって思ってた。」

「空哉くん‥冷たいね‥」

「だよねー花菜ちゃん。
こんなに冷たいのがいいの?」

「え‥空哉くんは優しいよ?」

「花菜ちゃん限定だよ、それは。
俺なんか、いつも冷たくされてるのに‥」

「雷哉、
余計なこと言ってんじゃねぇよ。

花菜、行くぞ?」

「え‥あ、うん。」

空哉くんに引っ張られて、
走り始めた。



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