花とキミ*春・夏



私もそう思う‥
美男美女で、お似合い。

私、空哉くんと似合ってないよね‥

「‥花菜?」
考え事していると、璃菜が呼んでいた。

「あ‥なに?」

「皆集まってきたから、行くわよ?」

「あ‥分かった‥」

「じゃあな‥花菜。」

私の手を離して、
その手で頭をポンポンと撫でた。

「わぁーッ!!‥王子から
頭撫でられるとか羨ましい!!」

「花菜ちゃん、いいな〜♪」

「ね‥あの子誰?」

「王子に頭撫でられるなんて‥
どういう関係な訳?」

色んな女の子たちの声が聞こえた。
私、空哉くんの彼女なんだよね‥
いいのかな‥‥



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