花とキミ*春・夏
入れ違いで、藍沢が現れた。
「はぁ‥いきなり走っていくから
びっくりしたわよ、花菜。」
「璃菜‥ごめんね‥」
「大丈夫よ‥
って、え?!花菜?!」
「なぁに?」
「声‥出るようになったんじゃない!!
良かったわぁ〜!!」
藍沢に花菜を取られた。
「これで、一件落着っと♪」
「‥だな。
じゃあ、花菜、帰るか?」
「あ‥うん♪」
「じゃあ、璃菜ちゃんは俺と‥♪」
「却下。」
相変わらずな雷哉と藍沢を残して、
歩き出した。