花とキミ*春・夏
「何か‥嬉しくて‥っ‥」
「あのな‥俺が泣かせたみたいだろ‥」
「そうだもん‥
空哉くんが‥嬉しいこと‥っ‥
言うから‥っ
空哉くんが‥っ泣かせたんだよ‥!!」
「人聞き悪ー‥」
空哉くんは呟きながら、
私の目線までしゃがんできた。
「どうすっかな‥」
――――――‥Chu。
朝と同じような音が響いた。
「なっ‥!!」
今回、空哉くんの唇が触れた場所は
目の近くで‥‥って‥恥ずかしい!!
「お‥涙止まった。」
呑気なこと言ってる場合じゃないよ‥
恥ずかしいとか思わないのかな?!