花とキミ*春・夏
「花菜ー早く行こ?」
「え‥あ、うん。
ちょっと待って‥」
藍沢はもう歩き出そうと、
背中を向けている。
「如月くん‥」
花菜は、雷哉に近づいて何かを話した。
「‥―――だから、気にしないで?
後、‥――――――も‥―――の?」
「あは‥りょーかい♪
あーあんまり気にしないで大丈夫だよ。」
雷哉の声はデカイから、
聞こえたけど花菜のは聞こえなかった。
「そうなんだ‥
じゃあ、またいつかー!!」
花菜は手を振って走っていった。
なんか‥イライラするし、
何話してたのか気になる。