花とキミ*春・夏



「なれっといいな‥」
とか呟いていた。

その言葉に雷哉が反応したのは
言うまでもない。

「ふーん‥
空哉もそういうこと思うんだ?」

「‥は?」

「なーんでもない‥♪
一緒になれるといいよな?
花菜ちゃんもさ?」

改めて、花菜とか言われると
何か、恥ずい。
「うっせぇな‥」

「あ、そうだ!!
その4人組って、同じ部屋なんだよな?」

は?
「男女4人がか?」

「らしいぜ〜♪」

おいおい‥
この学校大丈夫かよ。

一泊とは言え、普通に危ないだろ‥

「あぁー璃菜ちゃんと同じに
なれなかったら、璃菜ちゃんが危ない!!」

お前も十分危ないだろ‥
しかも、花菜とか天然だし
絶対危ねぇよ‥



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