花とキミ*春・夏
たち?
王子たちは分かるけど、姫も?
先生、いい間違えちゃったんだね!!
「すみませんでしたー
よし、皆行こうか?」
雷哉くんが軽く謝って、
その場を去った。
「はぁ‥」
後ろで先生は
大きなため息をついてたけど。
「ねぇ、璃菜ちゃん‥
お昼って何食べるのー?」
「そんなの、私が知るわけないでしょ?」
前で話している璃菜と雷哉くんを
眺めながら、歩いた。
やっぱり、この3人って
人気者なんだなぁ‥
私が一緒の班でいいのかなぁ‥
「うわっ‥!!」
ボーッとしていたせいか、
椅子の脚につまづいてしまった。
転ぶ!!強く目を瞑ると、
あれ‥痛くない。
その代わりに聞こえた奇声。
「「「キャー!!」」」