花とキミ*春・夏
今度は、つまづかないように
気を付けながら席についた。
「花菜ー大丈夫だった?」
「あ‥うん。空哉くんのおかげで
転ばなかったから‥」
「おぉー空哉やるぅ〜」
「雷哉、うるせぇ。」
お礼‥言わなきゃ!!
「空哉くん‥ありがとね?」
「あぁ‥」
それから、料理が運ばれてきて
黙々と食べた。
「そういえばさぁー‥
これから、すぐに山みたいなの
登るんだよね?」
「当たり前じゃない‥
他に何すんのよ。」
雷哉くんが話して、璃菜が
冷たく返してたみたいだけど‥
私は、目の前にいる空哉くんが
気になってしまって
終始無言だったと思う。