花とキミ*春・夏
ご飯を食べ終わり、
またバスに乗り込んだ。
「花菜‥大丈夫?」
「え‥何が?」
「なんか、ずっとボーッとしてるから‥
具合悪い?」
「ううん‥全然元気だよ?」
「そう?ならいいんだけど。」
‥――――――――
「さぁー皆登るぞ!!」
何だか張り切っている先生と
ハイキングコースの入り口らしき
所についた。
「先生ーどのくらい登るんですか?」
誰かが後ろの方から尋ねた。
「さぁな‥俺は知らないが、
登りきらないと宿に着けないそうだ!!」
「「「ぇえー?!!」」」
本当に?
私‥登りきれるかな‥
不安になってきた。