みっくすじゅーす
屋上への階段にて。









「隼。あの子、可愛い子だねぇ。」


少年は、金色のかつらを取り、楽しそうに言う。




「は?どこが。僕はあいつは大嫌いだね。」


少年は、金色の髪をいじりながら言う。



「それは女の子だからだろう?」



「ふん。僕は潤になんて言われようとあいつのこと好きになんないから」



「ふぅん?」



「あいつ、多分屋上にいたのが僕じゃないってわかってないよ。」




「だろうねー。俺のこと隼って言ってたもん。」



「は。馬鹿じゃん。」



「可愛かったけどなぁ。俺、狙っちゃお♪」



「はぁあ!?!?」


「ま、楽しみにしてて?」




少年は、黒髪をなびかせ、階段を下りていった。


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