みっくすじゅーす
「へ?」


ちゅ、と唇になにか触れた。


「潤のやつの消毒。・・・・と、宣戦布告かな。」


ふっ、と笑い自室に消えていった隼。




「っ・・・・なに・・・あいつ。」



唇を奪われたのは屈辱的だったけど、






この心臓の高鳴りと、体の火照りを

なんだか信じたくなかった。







_________




「・・・なにしてんの。僕。」



部屋に明かりもつけず、僕は座り込む。


唯に・・・・キスしてしまった。



「・・・・負けたよ。」




なぜか、笑みがこぼれた。











< 25 / 28 >

この作品をシェア

pagetop