君が教えてくれた。
無邪気な君。
入学して約1週間。
その時、私は女友達はたくさんいたが男友達は少なかった。
ヒロは男子の中の中心人物で他の男子と無邪気に笑っていた。
私はそれを眺めるだけだった。
その日のお昼休み。私は唯と一緒にいた。
「ねー朝比奈のとこ行ってみよ!おもしろそうじゃん!?」
唯はヒロのことが気になってるらしく、私を誘ってくる。
「うーん・・・興味ないかなぁ~」
「えー。じゃあ一人でいってくる・・・。」
「はいはい。じゃあね。」
そういって唯を送り出す。
「男子かぁ~・・・。」
私は唯たちが楽しそうにしゃべっているのを見ている。
もちろん興味は特になかった。