君が教えてくれた。
次の日。唯はまた男子といた。

私は唯に用があったので男子のところに行ってみることにした。

(適当につかまえてくればいっか。)

「ゆーいー!!次移動教室だよ。一緒に行かない?」

「OK。OK。まってて。」

「了解。」

以外にあんまり男子に話しかけられなかった。

と思ったが、

「おまえ誰だっけ。」

朝比奈ヒロがいきなり話しかけてきた。

(は?)

「あんたは、、、朝比奈・・・だっけ?」

適当に返す。私はチャライ男は嫌いだ。

「そうそう!で、おまえは・・・あ!東 麻友。だろ!」

「そうですけど・・・何か?」

(唯、早く来て・・・)

めんどくさい。とにかく。私は唯に助けを求める。

「さすが俺!天才!」

「は・・・」

こいつ、、、ナルシストじゃん。

「で、麻友。おまえ、何部?」

「バレー部ですけど・・・」

あれ?麻友?呼び捨て?

(ギャーーーーーーー)

わたくし、東麻友。生まれて初めて男子に呼び捨てされました。



「麻友!ごめーん。いこ!」

いいタイミングで唯がきた。

「麻友。またあとでな。」

「おう。」


こんな感じで私と朝比奈が出会った。

まだ恋心なんてまったくなかったし、持ったこともなかった。



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