青い空のかなた
香りの記憶
「ハァー、サッパリしたー。」
頭にタオルを巻いたまま私はお気に入りの香水をつけた。
DOLCE&GABBNAのlight blue。
ありふれた香りだが場所を選ばずつけれるので気に入っている。
(あの時もこの香りだった。)
「ほんと助かりました。どうしようって思ってたんで。」
「そりゃよかった。」
「あっ、その信号を左で」
「はいよ。」
「あれ?課長、何かいい匂いがしますね。香水つけてます?」
「ん?あぁ。」
「何つけてるんですか?」
「スカルプチャーっていうのだと思うけど。」
「スカルプチャーかぁ。今度買ってみようかなぁ。」
「それなら、ちょっとダッシュボード開けて。」
−ガサゴソ
「ん、これやるよ。まだ使ってないやつだから。」
「え?!いいんですか?ありがとうございます。」
「どういたしまして。でも君の香水もいい香りだとおもうよ。」
そういって微笑んだ横顔にドキッとした。
「あっ、そこの公園で止めて下さい。すぐ近くですから。」
「ありがとうございました。」
「じゃ、気をつけて。」
走り去る車にふと淋しさを感じた。
頭にタオルを巻いたまま私はお気に入りの香水をつけた。
DOLCE&GABBNAのlight blue。
ありふれた香りだが場所を選ばずつけれるので気に入っている。
(あの時もこの香りだった。)
「ほんと助かりました。どうしようって思ってたんで。」
「そりゃよかった。」
「あっ、その信号を左で」
「はいよ。」
「あれ?課長、何かいい匂いがしますね。香水つけてます?」
「ん?あぁ。」
「何つけてるんですか?」
「スカルプチャーっていうのだと思うけど。」
「スカルプチャーかぁ。今度買ってみようかなぁ。」
「それなら、ちょっとダッシュボード開けて。」
−ガサゴソ
「ん、これやるよ。まだ使ってないやつだから。」
「え?!いいんですか?ありがとうございます。」
「どういたしまして。でも君の香水もいい香りだとおもうよ。」
そういって微笑んだ横顔にドキッとした。
「あっ、そこの公園で止めて下さい。すぐ近くですから。」
「ありがとうございました。」
「じゃ、気をつけて。」
走り去る車にふと淋しさを感じた。