冷冷王子
はあ・・・
何も解決しなかった。
あとで ママに電話してみよう。
「柊くん?買い物行かない?」
「あ。買わないといけないのか。」
「うん。」
「いいよ。俺着替えてくるから美玲も着替えな?」
「わかった。」
なんか カップルみたいぢゃない?
でも 好きって感情はないや・・・
「ただいまー」
なんか新鮮。
いつもは 家に大勢のお手伝いさんがいたから
気を使うことの連続だったし。
「お帰り。美玲ちゃんッ」
「なんか新鮮だね。」
「なにが?」
「二人しかいなくてお互いにただいまって言えることが。」
「いなかったの?美玲には?」
「いたけど、家族ぢゃないしみんなが気を張ってたから。」
「そっか。」
わたし 柊くんに話しすぎじゃない?
見ず知らずの他人に・・・
「今俺もこと他人って思ったでしょ?」
ぎくッ!!
この人 人の心がよめるのか?
「だってそうじゃない?今日あったばかりだよ?」
「俺はちゃんと婚約者として美玲を見てる。」
!!!!!!
一歩上手。
こんなこと言われたことないのに・・・
いま どきっ てしたよね?
この感情は何?
鳥肌が立ったのかな?