最"強"女と最"悪"男が…?!

最強女の秘密

ほどよく巻かれた髪

上品に綺麗に見えるﾅﾁｭﾗﾙﾒｲｸ

ﾊｰﾌ顔に見えるｸﾞﾚｰのｶﾗｺﾝ


耳の近くにつけられた赤い花の
ｺｻｰｼﾞｭが黒髪にとても映える｡







｢綺麗な肌してるわね♪
ﾌｧﾝﾃﾞなしでも大丈夫
なんじゃない?｣


｢そんなことないですよ｡
ただ､普段は化粧とか
あまりしないから..｡｣


｢ふふ｡
勉強に委員会､大忙しだもんね｡
でも､無理のし過ぎはだめよ?｣



そう言いながら､
ﾍｱﾒｲｸの加藤さんは
髪の毛の巻きの甘い部分を
てきぱきと直していく｡



｢いつも本当に
ありがとうございます｡｣


｢止めてよ､お礼なんか｡
仕事なんだから当たり前よ｡


はい…完成!
じゃ､撮影頑張ってね♪





愛未ちゃん..じゃなかった､


美亜ちゃん…―!!｣




そう..
今の私は高山愛未ではなく､



Jewelryの専属ﾓﾃﾞﾙ…───
東條美亜<ﾄｳｼﾞｮｳﾐｰｱ>だ｡