先輩の彼女。






『さっきはすいませんでした。』


私はぺこりと頭を下げた。




「いいよいいよ。それよりゴミ箱なんか覗いて何してんの?なんか無くした?」





外ズックが消えました、なんて言えないや...いじめかどうかも分かってない。




また先輩に迷惑をかけるのは嫌だ。



こんな整った先輩が私なんかと喋っているのもおかしいんだ。




『いえ...何でもありません。』


私は引きつりながらも、必死に笑顔をつくった。




だけどーーー、




< 26 / 77 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop