先輩の彼女。
『さっきはすいませんでした。』
私はぺこりと頭を下げた。
「いいよいいよ。それよりゴミ箱なんか覗いて何してんの?なんか無くした?」
外ズックが消えました、なんて言えないや...いじめかどうかも分かってない。
また先輩に迷惑をかけるのは嫌だ。
こんな整った先輩が私なんかと喋っているのもおかしいんだ。
『いえ...何でもありません。』
私は引きつりながらも、必死に笑顔をつくった。
だけどーーー、