先輩の彼女。
そういう考えばっかり、やめなさい。...花はとっても心の優しい子。なんの取り柄も無いなんて思っちゃダメ。あなたにだって良い所がたくさんあるわ。
...これから、私なんてって思わない事。」
お母さんは私の目を見て、真剣な顔で言った。
...私にも良い所がたくさんある。
...私なんかでも恋してもいいんだよね。
...私、逃げてたのかも。
『うん...私頑張ってみる。』
そう言ったら、お母さんは今まで以上の笑顔で頷いた。