偶然のLOVE
みんながあたしの回りに集まってきた
香苗さんだけは事情を知ってるから『大丈夫だった?』と小さな声で聞くけど 他の人は
『彼氏と揉めてるの?』
みたいに興味津々
『痴話喧嘩痴話喧嘩』
と 香苗さんがみんなを追い払ってくれた
「係長に香苗さんありがとね」
「いいえ どういたしまして
可愛い後輩のためだからね ねっ!係長」
「はぁ…? あっ…うん」
なんか返事に困ってる
「香苗さん!係長に無理に振らないででください 困ってるじゃないですか!」
「あーそれは どうも 失礼しました係長」
その場は香苗さんのおかげで和んだのだ