偶然のLOVE


「それは・・・彩音先輩の仕事だから」


と 里奈ちゃんは遠慮がちに言う


「気にしなくてもいいよ これも勉強だからやりなよ」


「いいんですか?」


「がんばって」


「彩音先輩がそう言うなら」


と 里奈ちゃんが書き始めた


仕事の無くなったあたしは 書類整理に入る


すると 山本くんがそばに来て


「あいつには気をつけた方がいいですよ」


と言うのだ


「あいつって里奈ちゃんのこと?」


「はい 前の営業所で先輩たちに嫌われてましたよ
ぶりっこだのなんだのって 最終的には所長に色々チクッて揉めてましたもん」


「ハハハ それはヤキモチなんだよ 可愛いからやいてるだけ」


「そうなんですかね?」






< 24 / 164 >

この作品をシェア

pagetop