偶然のLOVE


「ちょっと!!!入って来ないでよ!」


今度は省吾の方があたしを無視


だからあたしも無視


お互い会話なく ただお湯の音だけが浴室に響く


しびれを切らしたのは省吾の方


あたしに向かってシャワーでお湯を掛けてくる


「ちょっと!止めてよ」


「オレが洗ってやるよ」


「いい 自分でするから・・・」


「いいからいいから」


泡をいっぱい作ってあたしの身体を洗いだした


なんかくすぐったい


笑いが出てくる


「何笑ってんだよ」


「だってくすぐったいもん」


「くすぐったい?
じゃー 気持ち良くしてやるよ」


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