夫婦ごっこ
アラームの音で目が覚めた時
私は恒くんの裸の胸の中

浴衣からはみ出した胸が
とてもセクシーだった。


  このままこの胸の中にいたい…。


意地悪アラームは止まらない。
そのうち恒くんが目を覚まして
私から体をずらした。


「行くぞ~~腹すいたな~~。」

私は寝たふりをした。


「紅……紅波…。おい…。」

恒くんが優しい声で起こしてくれる。
私はそれが嬉しくて寝がえりを打って
また寝たふりをした。

「仕方ないな もう少し寝かせてやろう。」

恒くんは私に優しく布団をかけて
また背中越しに横になる。
私は恒くんの方に寝がえりをうつタイミングを計っていた。

その時だった。
恒くんが起き上がって トイレに向かってしまった。

  あ・・・・・なんで・・・・

しばらくして声が聞こえて来た。


私はその声に神経を集中する。
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