夫婦ごっこ
「旦那とは……ちゃんと話せたのか?」
「う……ん…。そうだね。」
曖昧に答える。
「気持ち はっきり口にしてみたら…
おまえも前に進めると思うけど……。」
「だけど…それを言ったらもう一緒にいられない気がする。
お互いに距離があることが 恒くんには心地よいのかもしれない。」
月が本当にきれいな夜
「俺…この月のこと忘れないよ。
隣に歩いていたのが おまえだってことも…。」
真剣にとってはいけない気がして
「私も…未来の大スターと一緒に見上げる月…
忘れないから……。」
ビオンがクスクスと笑った。
「大スター……になれるかな…。」
「なれるって ビオンにはオーラーがあるもの。
その歌声に私は何度救われたか…。」
「もし…もしもさ
旦那に素直な想いをぶつけて 拒否されたら……
俺のとこ…来いよ。」
胸がキュンとした。
「優しくしないでよ…ビオンのバカ……。
これからもう会いたい時に会えないんだから……。」
「抱きしめていい?」ビオンが小さな声で囁いた。
「うん……。」
その時一瞬 雲が月を隠した。
ビオンに強く抱きしめられた。
私もその華奢な背中を強く抱きしめる。
「う……ん…。そうだね。」
曖昧に答える。
「気持ち はっきり口にしてみたら…
おまえも前に進めると思うけど……。」
「だけど…それを言ったらもう一緒にいられない気がする。
お互いに距離があることが 恒くんには心地よいのかもしれない。」
月が本当にきれいな夜
「俺…この月のこと忘れないよ。
隣に歩いていたのが おまえだってことも…。」
真剣にとってはいけない気がして
「私も…未来の大スターと一緒に見上げる月…
忘れないから……。」
ビオンがクスクスと笑った。
「大スター……になれるかな…。」
「なれるって ビオンにはオーラーがあるもの。
その歌声に私は何度救われたか…。」
「もし…もしもさ
旦那に素直な想いをぶつけて 拒否されたら……
俺のとこ…来いよ。」
胸がキュンとした。
「優しくしないでよ…ビオンのバカ……。
これからもう会いたい時に会えないんだから……。」
「抱きしめていい?」ビオンが小さな声で囁いた。
「うん……。」
その時一瞬 雲が月を隠した。
ビオンに強く抱きしめられた。
私もその華奢な背中を強く抱きしめる。