夫婦ごっこ
恒くんがシャワーをしてる音と同時に私は眠りについてしまった。
前の日緊張と興奮で朝まで寝つけなかった。

もっともっと恒くんとの時間を大切にしたかった

それは朝起きてからの後悔だった。


 後悔先に立たずとは よく言うわ。

隣のベットで恒くんが寝ていた。
もっともっと大胆に甘えて…この狭いベットで
恒くんを感じたい
あの温泉での夜みたいに……。


何度も何度もそう思っては足がすくむ。

目が覚めてしまったから
静かに用意を始める。
恒くんが目覚めて…とりあえずキレイな私で……

鏡越しに恒くん……

私には男性経験もないし
ファーストキスは恒くんだし・・・・

だけど性欲って…わかるんだって思った。

  淫乱だな……


でも…恒くんに抱かれたい

恒くんに…私の初めてを全部捧げられたら
どんなにいいだろう……。

別れるなら…
もう二度とこんな時を過ごせないなら……


切なくて胸が苦しい。


私はこの旅行で…恒くんに抱いてほしいって…
そう言えるだろうか・・・・・。
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