夫婦ごっこ
「おねえちゃん 素敵な服着てる……。」
ファッションに敏感なのか桃音が指摘した。
「うん 恒くんがみんな選んでくれるの。
センスいいでしょ?」
「うん 今までけっこう信じられない格好してたから
ビックリした。」
ムカつく……。
それは母親が 桃音は何を着せても似合うって
私には買わない分を桃音には力を入れていた。
「何を着せてもちゃんと着こなしてくれるから……
選び甲斐もありますよって…のろけてますか?俺。」
恒くんはどんどん演技のスピードをあげていく。
私はついついそれが本当の言葉のように感じてしまい
恥ずかしさで一杯になる。
桃音はなぜか 恒くんにまとわりついて歩いている。
私はその後を両親と歩いた。
緊張感で一杯……。
「幸せなの?」母親が切りだした。
「うん。こんなに幸せなの生れて初めてだわ。」
「いつ結婚なんて話になったの?」
今さら?聞くなよ……。
「恒くんに告白されたって言ったでしょ。
あの帰ってきた時に……。」
今さら・・・・何を言わせるんだろ。
あの時のせいせいしたって顔忘れられない。
ファッションに敏感なのか桃音が指摘した。
「うん 恒くんがみんな選んでくれるの。
センスいいでしょ?」
「うん 今までけっこう信じられない格好してたから
ビックリした。」
ムカつく……。
それは母親が 桃音は何を着せても似合うって
私には買わない分を桃音には力を入れていた。
「何を着せてもちゃんと着こなしてくれるから……
選び甲斐もありますよって…のろけてますか?俺。」
恒くんはどんどん演技のスピードをあげていく。
私はついついそれが本当の言葉のように感じてしまい
恥ずかしさで一杯になる。
桃音はなぜか 恒くんにまとわりついて歩いている。
私はその後を両親と歩いた。
緊張感で一杯……。
「幸せなの?」母親が切りだした。
「うん。こんなに幸せなの生れて初めてだわ。」
「いつ結婚なんて話になったの?」
今さら?聞くなよ……。
「恒くんに告白されたって言ったでしょ。
あの帰ってきた時に……。」
今さら・・・・何を言わせるんだろ。
あの時のせいせいしたって顔忘れられない。