夫婦ごっこ
式が始まる……。
ホールで作業をしてくれている発起人さんたちに
二人で頭を下げると
「おめでと~~」って手を叩いてくれた。
前さんが
「紅ちゃん 緊張しないで~~めっちゃ可愛い花嫁さんだよ。
大浦にはほんともったいないくらい。」
そう言って手を叩いた。
みんな大爆笑。
また恒くんはムッとした顔をしてる。
遊ばれてるのは恒くんだな……。
私は前さんにピースサインを送って恒くんの腕に
手をまわして会場の扉の前に立った。
静かな音楽が流れて扉が開くと中は暗くて一瞬
何にも見えなかった。
次の瞬間スポットライトが当たって
まぶし~~~
会場からどよめきが聞こえた。
「めっちゃ可愛い~~~!!」
「大浦~~カッコいいよ~~。」
「幼妻 ばんざ~~い!!」
拍手喝采の中を恒くんの腕にしがみついてゆっくり歩く。
「おめでとう~~。」
「恒 幸せにしろよ!!」
私は本当の花嫁になった気分だった。
生れて初めて自分が主役になった。
急に気持ちが落ち着いてきた。
みんなを……本当は裏切ってる私たち……。
ホールで作業をしてくれている発起人さんたちに
二人で頭を下げると
「おめでと~~」って手を叩いてくれた。
前さんが
「紅ちゃん 緊張しないで~~めっちゃ可愛い花嫁さんだよ。
大浦にはほんともったいないくらい。」
そう言って手を叩いた。
みんな大爆笑。
また恒くんはムッとした顔をしてる。
遊ばれてるのは恒くんだな……。
私は前さんにピースサインを送って恒くんの腕に
手をまわして会場の扉の前に立った。
静かな音楽が流れて扉が開くと中は暗くて一瞬
何にも見えなかった。
次の瞬間スポットライトが当たって
まぶし~~~
会場からどよめきが聞こえた。
「めっちゃ可愛い~~~!!」
「大浦~~カッコいいよ~~。」
「幼妻 ばんざ~~い!!」
拍手喝采の中を恒くんの腕にしがみついてゆっくり歩く。
「おめでとう~~。」
「恒 幸せにしろよ!!」
私は本当の花嫁になった気分だった。
生れて初めて自分が主役になった。
急に気持ちが落ち着いてきた。
みんなを……本当は裏切ってる私たち……。