男子校の七不思議?【BL】


「顔色悪くない?」

教室に戻りながら千秋は心配そうに顔を覗き込んでくる。

「いや、大丈夫だ」

「ならいいけど。
あ、ひょっとしてテスト結果でも見えた?」

からかう様に尋ねてくる彼に、そんな感じと返す。


食いついてきたら面倒だな、失敗したか。

そう思ったけれど、意外にも千秋はそれ以上追及してこなかった。


そして午後の授業が始まる。


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