男子校の七不思議?【BL】
「ああ、カレーの?
居るんだよね、月に1人は」
すぐに通じる辺り有名な話だったらしく、
さらにはノイローゼにでもなった生徒は本当に存在している事を知った。
やっぱり結構多いようだ。
「テスト来週だっけ?
でも君、そこまで頭悪そうに見えないのに」
実は思いつめる程悪いの?と尋ねてくる保険医。
「与は頭悪くありません!
成績めっちゃいいとは言えないけど、
常に平均のちょーっと上をキープです!」
何故か千秋が代わりに答えている。
けれど今の俺には返す気力が無いから丁度いい。
「じゃあ違う事かな?」
ニコリと笑って首を傾げる保険医が、何処か薄気味悪く感じた。