17歳。
中学に入ってかわり始めたのはまわりの視線。
でも私にはそれが何かなんてまだ分からなかったんだ。
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いつもの通学路。
成と勇気とは家が近かったからよく見かけたりして
向こうが気付けば少し笑って
気付かなかったらそのまま声をかけることもなく
普通に学校にいった。
そんなある日
いつも一緒に帰る友達とは時間が合わなくて
1人で通学路を歩いてた時
ふと視線を感じて振り返ったんだけど
誰もいなくて
少し怖くなった私は足早に帰ろうとしたーーー
んだけどやっぱり気になって
もう一度振り返った。
「・・・勇気?」
そこには私のよく知った人がいて
肩の力が抜けたのと同時に
なんで声もかけずにただ後ろにいたのか気になって
興味本位と少しの不安を抱えて聞いたんだ。
ただ普通に
「なんで声かけてくれなかったの?」
って
どこにも不自然なところなんて無かったはずなのにーー。