キミ色季節。【完】







電車でも
拓海と話しながら
気になるのはそれだけ。




その子は、誰…?








電車から降りれば
自分と
行く方向の違う2人の背中を
ただ、見つめるしかなかった。







「…気になる?」




「えっ?!」






…拓海?



「前、付き合ってたよね」

ドクンッ




「れ、麗さん…?」



「うん」





拓海から麗さんのこと
言われるとは思わなかった…


まだ関係あるってことは
絶対に知られたくない…


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