STAR


「うん!ありがとう」

そういうと、先生が入ってきたから、
あたしたちは席についた。








明日LIVEって日に限って、
何でこんな時間が進むのがおそいんだろ…


しかも!

やっと学校が終わったと思ったら、

「み、宮下さん!
ちょっと来てくんない?」

男の子から呼び出されちゃうし…


はやく明日の準備したいのにな…

「うん!今いくよ」

そして、真っ赤になってる男の子に着いてゆく。



「宮下さん!俺とつきあってくんない?」



「ゴメンなさい。
あたし…好きな人いるから」

高校入って何回目だろ。

あたし、かわいくないのにな…

「そっか…好きな人…いるのか…」

あたしは圭が大好きだもん…

手の届かない存在ってことなんてわかってるけど、

こんな気持ちで他の人と付き合うなんて、失礼すぎるよね。

だからあたしは全部断っている。

「うん。ほんとゴメンね…
これからも友達としてよろしくね!」




< 4 / 9 >

この作品をシェア

pagetop