STAR
「うん!ありがとう」
そういうと、先生が入ってきたから、
あたしたちは席についた。
…
明日LIVEって日に限って、
何でこんな時間が進むのがおそいんだろ…
しかも!
やっと学校が終わったと思ったら、
「み、宮下さん!
ちょっと来てくんない?」
男の子から呼び出されちゃうし…
はやく明日の準備したいのにな…
「うん!今いくよ」
そして、真っ赤になってる男の子に着いてゆく。
「宮下さん!俺とつきあってくんない?」
…
「ゴメンなさい。
あたし…好きな人いるから」
高校入って何回目だろ。
あたし、かわいくないのにな…
「そっか…好きな人…いるのか…」
あたしは圭が大好きだもん…
手の届かない存在ってことなんてわかってるけど、
こんな気持ちで他の人と付き合うなんて、失礼すぎるよね。
だからあたしは全部断っている。
「うん。ほんとゴメンね…
これからも友達としてよろしくね!」