アイシテミル Ⅱ
「とりあえず合格したんだし??
帰ろ‼‼」
泣きまくってる龍を横目に
あたしは空を眺める。
車が動いてるから
空の動きが早く感じる。
「お兄ちゃん……」
ボソッとつぶやいた言葉も
龍には聞こえたみたいで。
「良かったな。
とりあえず、要さん安心するぞ」
そうだね…。
ずっとずっと…
この夢に向かって頑張ってきたんだ。
とりあえずお兄ちゃん。
あたし…
頑張るから。
死ぬまでこの夢…
追い続けるから。
安心してね??
そしてあたしを…
ずっとずっと見守ってください。