アイシテミル Ⅱ

嫌だって言ってるのに

俺は学習能力がないようで。

またあいつを

抱きしめてた。

「やめてよ‼‼

もう、こんな優しさいらない‼‼」

こんなにやせ細るまで

自分の中に

貯め込んでんじゃねぇよ。

「そんなにあんたが付きまとうんだったら…。

あたしが消えればいい??」

は…??

「どっか…

あんたが来れないような場所まで

引っ越してあげようか??」

泣いてるのに

1言1言が

重くのしかかる。

「やめろ」

「あたしが消えてあげるよ‼‼」

「やめろつってんだろ‼‼」

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