Star☆Sky
ー昇降口ー
そこには女の子の群れがあった。
「名前はなんていうんですか?!」
「叶う多くの願いで、カナタだよ♪」
え?!
「名前もカッコいいんですねっ」
叶多って……叶多?!?
「ちょ、どいて!」
「えぇ!抜かさないでよ!」
私は無我夢中で女の子をかき分けて
叶多の方へ近づく。
「叶!…多…?」
そこには私のしっている叶多ではなく、
少しチャラめの男の子が立っていた。
「あ、君可愛いね♪俺の事知って…」
人違いだっ!!
恥ずかしいっっ////
そうだよね、
叶多って漢字、他にもいるよね…。