ずっーと前から。【完結】
「光、疲れたか?」やっと病室で家族3人になれた俺たち。
「うん、まあね。でもほんと幸せだね。私、今で充分だわ」子供を抱きながら微笑む光。
「ありがとうな、絶対に光も貴也も幸せにする」
「貴也?」光が聞き返す。
「その子の名前……ダメか?」
「ううん。考えてくれてたんだね」微笑む光に俺も微笑む。
「心の大きな人間になるようにって意味だから」
「心の大きな人間か……」光は貴也の頬っぺたを突っつきながら貴也と名前を呼んだ。
「光」「ん?」貴也から目線を俺に移す光にそっとキスをした。
「愛してる」光は微笑んで私もと言ってくれた。
光?この先も一緒に生きていこう。俺はこれからもずっと君を想うよ。
___ずっーと愛してるからな。
**~end 2011/12/31